音楽メドレーづくりのすすめ2(基本編)

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ようこそ、ようこそ、ようこそ!
KAIDENDOの中村卓矢です。

皆さんは・・・
音楽はお好き?
たくさんの曲を聴いている?
自慢のコレクションをもっている?
「もっともっと曲を聴きたい」「知らない曲を収集したい」など・・・
開拓精神と収集心が強いタイプ?

ならオススメの遊びを紹介しよう。

それは、音楽メドレーづくり。
これが意外にも面白いのだ。

今回は、メドレー作りという遊びの実践についてお話したいと思います。

まとめ

メドレーづくりに最低限必要なものは、
素材(音楽)と編集ツール。

編集ツールで使うのはたったの4つの機能のみ。
音量調整
カット
フェードイン・フェードアウト
ミックス」だ。

あとは、共通項を見つける洞察力と連想力を中心に
その他テクニックを駆使していけば
鎖の様に美しいメドレーをつくることができる。

メドレーとは?

メドレーとは、2つ以上の曲を繋げたものだ。

メドレーの作り方には、おおまかに2つの方法がある。
ひとつ目の方法は、パソコンのMIDIなどやリアル楽器で編曲・演奏したもの。
自分でイチから編曲するのでアレンジやアドリブも入れられるし
メドレーの自由度は高くできるのが面白い!
原曲とは違った新たな一面や解釈を楽しむことができる!!
でもこれは、音符を読めたたり組んだりしないといけないので少々ハードルが高い。
あと、いい機材や演奏技術がないとどうしても原曲に負けた安っぽい音になってしまう。

そこで、初心者にもお薦めしたいのが、ふたつ目の方法
すでにある曲(原曲同士)を繋げるMAD的な方法だ。
最小限の手しか加えない。
日本の石庭や和食の様に素材(原曲)を活かすスタイルだ。

すでにある素材(原曲)しか使えないので自由度は低い。
だが「演奏技術」「編曲技術」を不要で手軽に行える。
加えてプロやプロ並みのアマチュアが心血注いで
作り上げたクオリティの高い原曲を、
良いトコロどりができるので楽器に縁がなかった人でも楽しめる!

ではではでは・・・
今回は原曲同士をつなげるやり方で、
鎖のように美しく結びついたメドレーづくりを始めるとしよう!!!

必要なものとやり方

原曲同士を繋ぐメドレーを作るのに必要なモノは2つ。
音楽音声編集ツールと
素材となる音楽(WAVファイル)です!

初めての場合、
音楽編集ツールにはたくさんあるし、それぞれ色んな機能が詰まっていますが
「????」「どう使うの?」とわけがわからなくなるかも
しれません。

でも大丈夫。
使う機能はたった4つだけです。
それは・・・
「音量調整」機能
「カット」機能
「フェードイン・フェードアウト」機能
「ミックス」機能
これで十分。

ちなみに私は、SoundEngineというソフトを使っているので、
SoundEngineでのメドレーをついて説明します。

やり方は簡単。

SoundEngineを2つ開きます。
STEP1_つなげたい音楽ファイル(WAVEファイル)を用意。
STEP2_それぞれの音声ファイルをSoundEngineで開きます。
STEP3_それぞれの音声ファイルに手を加えて
違和感なくつなげる為の処理を施します。
例えば、不要部分をカットしたり。
つなぎやすい様に
曲の最後をフェードアウトしたり、
曲の最初はフェードインにしたりします。
最後は、前半の曲とくっつけるば(ミックス機能を使ってかぶせてつなげれば)完成!

違和感なく繋げるテクニック

メドレーづくりで一番肝となる作業は、STEP3だ。
元々別の曲である2曲をいかに違和感なく
気持ちよく繋げるかが重要となる。
そのテクニックを紹介しよう。

共通項を見つける

まずは、なんでもいいので共通項を見つけるのだ。
楽器だったりリズムだったりテンポだったり旋律だったり音量(情報量)だったり。
もしくは、その音を聞くと湧き上がるイメージや空想、シチュエーションでもいい。

ちょっとだけでもいい。異なる2曲間に少しでも共通項があるのなら、
曲は繋ぎやすくなる。

例えば・・・
ドンキーコングのテーマ曲は、ジャズ系なのでジャズ系の曲に繋げることができる。
ロマンチックなラフマニノフのピアノ協奏曲第2番なら、鮮烈なピアノ系の曲に繋げやすい。
久石嬢なら、坂本龍一に繋げやすい。
踊る大走査線の「危機一髪」というBGMとエヴァンゲリオンのネルフのテーマは、
冒頭にティンパニの音階とリズムが似ているのでつなげやすい。

とまぁ・・・こんな風に
持ち前の洞察力と連想力をフル活用するのだ。

カットする

メドレーのいいところは、曲の一番美味しい部分を繋げ、
凝縮された曲をノンストップでめくるめく楽しめるところだ。

故に・・・
原曲をそのまま全部繋げてしまうのは、少々メドレーづくりの美学に反する。
原曲が元々短く凝縮されまくっているならまだしも、
長い原曲をそのままのっけるのは頂けない。
そのまま全てを聴きたいならメドレーである必要がないからだ。
未編集の曲を集めたベスト盤やコレクションで事足りる。
だがもし、
鎖の様に美しく流れるメドレーをつくるならば不必要な部分はバッサリカットし、
一番美味しい部分を抽出する・・・
さながら禅のような思考が必要だ。

例えば、ラヴェルの「ボレロ」はわかりやすいかもしれない。
この曲は2つのメロディをほぼ全編にわたって繰り返して盛り上げていくので、
一番最後の部分だけ切り取ればこと足りる。
金曜ロードショー(映写機おじさん時代)の曲「シネマ・ノスタルジア」なら、
アイキャッチアニメーションが流れる冒頭40秒が有名なので、そこを抽出すればいい。

フェードアウト・フェードインを使う

曲を繋げる王道手法だ。
溶接に例えるならば、接着させたい部分をドロドロに
溶かすようなもの。
曲はじめにフェードイン、曲終わりにフェードアウトの処置を施すことで
異なる2曲は、繋ぎやすくなる。
フェードインとフェードアウトのゾーンを重ねれば(クロスフェードすれば)、
徐々に耳を慣らす様なメドレーがつくれる。

メリハリや区切りポイントや一瞬休止するポイントを利用する

メリハリのある曲とは、変拍子や転調などが盛り込まれた曲のこと。
つまりはスイッチを切り替えたかの様な変化がある曲のことだ。
例えば、
ストラヴィンスキーの春の祭典。
プログレ曲の「タルカス」。
MOTHER2(マザー2)というゲームのラスボスBGMである
「イナクナリナサイ」。

元々の原曲が変化に富んでいるため、変化をする転換点を使うと
より違和感なく曲を繋げることができる。

また変化やメリハリが弱くても、大抵の曲には一区切りポイントがある。
例えば、第2のメロディがでてきたり、楽器が変わったりする部分だ。
そこで変えるのもいい。

音が一時的に止む部分もメドレーの結合部にはもってこいだ。

具体例をあげると、ベートーベンの交響曲第5番「運命」。
冒頭の「ダダダダーン、ダダダダーン」という音の後、一瞬音が止む部分がある。
音が違和感なく途切れてくれるので、
うまくすれば曲調が違う曲にもダイナミックに繋げることができる。

大きな情報量(大音量)で違和感を弱くする

情報量が多いというのは、どうゆうことか?
音が大きかったり、音が途切れないアップテンポ系だったり
鳴っている楽器の数が多いなど・・・
とにかく音の情報が多い状況のことだ。

情報量が多いと、脳はその処理に時間がかかる。
そこに同じ様に大きな情報量を持つ曲を矢継ぎ早に
ミックスして繋げていけば、
違和感をなく曲を繋げることができる。

例えるならば、洋画や政治討論会での言い争いシーンのような感じだ。
最初は1人が話しているが、2人目がそんなことおかまいなし喋り、
両者同時に話している。
だがやがて1人目が話をフェードアウトし2人目は話を続ける。
聴き手の脳は、2人同時の喋りで一時的に処理が追い付かなくなるが、
話す人が一人になると、処理が正常に戻り、
違和感を少なく話を聞くことができる。

ちなみに、
2つの音楽がずっと同時になっていると気持ち悪いので、
時間は短く、数秒以下にするのが違和感を減らせるコツだ。

曲の最後の部分を利用する

終盤が最も美味しく最高潮に盛り上がる曲は多い。
最初に提示されたテーマが一番豪華に展開されているからだ。
フィナーレ部分なので、そのままナチュラルに音が消えてくれるし、
その直前部分は音の情報量が最も増えるゾーンでもあるので、
繋ぎやすいポイントと言えるだろう。

おわりに

今回は、メドレーづくりに必要な
最低限基本的な部分を書いてみました。
次回はいくつか具体例を示してみたいと思う。
では、また会おう!

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「世界を痛快一変する」こと信条に企てを実行するKAIDENDOの創始者。 強みは、人と組織の持つ世界観を芸術化できること。 その強みを活かし、人や組織の持つ理念を芸術可視化するサービス「RINE」運営。 現在は、ライフログサービスYATAABA開発中。

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